脳と気持ちの整理術

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「脳と気持ちの整理術」を読みました。

この本は、脳を効率的に使うための考え方や方法が書かれいます。
前に、同じ著者の「脳が冴える15の習慣」を読んだのですが、これはとっても面白かったので、新刊で出ていたこの本を買いました。

この本にも前著に負けず劣らず興味深い内容が多かったのですが、一番印象に残ったのは、全ての問題を今の自分がやらなければならないのではなく、明日には明日の自分がいて、その日・その時の自分に仕事を割り振りを行うという内容です。

今仕事をしていて、やらなければならない事は多数あり、気が滅入ってしまうことがあります。
でも、確かに全てを今の自分がやるのではなく、明日の自分や来週の自分がやればいいと考えると気が楽になって余計な事とも考える必要が無くなって効率よく仕事ができます。
仕事のできる人にとっては当たり前のことなんでしょうね。


以下は読んだときのメモです。
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■はじめに
・問題を物理的に整理する技術を身につけることで以下の効果がある。
 ⇒混乱しやすい脳は冷静さを維持することができる
 ⇒無限の可能性を発揮できる

■第1章 前向きな自分をつくる
・脳が動きやすい条件を作る方法
 ⇒いつでもある程度の睡眠時間を確保する
 ⇒起床時間を安定させて生活のリズムを整える
 ⇒三度の食事をきちんと摂る
 ⇒体を動かして脳に血液が巡りやすいようにする
・意欲を高めやすい人は自分にご褒美をあげるのが上手い
・意欲を高めるには先に解決がある問題を分解して、今の自分にもできそうな一歩を見つける

・興奮状態を作ることで、意欲を高めることができる。
 例えば、素晴らしい人の話を聞いたり読んだりする
・難しい作業をして行き詰っているときには、一度中断して簡単な作業に切り替えた方がいい。
・テキパキと行動している状態は脳にほどよい興奮をもたらす。
・同じ問題でもアプローチが違えば新鮮な感覚で取り組むことができる。
・ただ考えたということに満足するのではなく、その間に考えた事をメモ程度でも、脳から出力して
 残す事が効果的。
・何をするかをはっきりと脳に認識させることで、意欲のロスを防ぐ
・準備や予習は脳の体力が衰える年齢になったときほど、大切になる習慣
・人からの感謝や評価というのは、意欲を高める上で、もっともわかりやすいエネルギー源である。

■第2章 思考の整理術
・冷静に思考できなくなり、パニックになってしまったときに大切なのは、
 「現状を正確に把握すること。状態、問題など。
 
・たくさんの問題に対処するときには、問題を脳から出力して見える化して処理する。
見える化することで、感情的に反応しているだけだった問題が冷静に判断しやすくなる。
見える化する方法
 ゝい砲覆辰討い觧?鮖罎暴颪出す
 ⊇斗彭戞緊急性が低い問題を消す
 8紊撚魴茲靴燭い海箸鯤魅螢好箸砲垢
 ずすぐ解決できる問題は解決して消す
 テ辰暴斗廚別簑蠅鯀び、赤色のペンで囲む
  ⇒最重要な問題を視覚的に区別することが重要
 人に任せられる問題を選び、青色のペンでしるしをつける

・何でも簡単に人任せにしていると、脳が成長しなくなってしまうが、やらなければならない仕事や
 解決しなければならない問題がありすぎるときに、その一部をうまく人任せにすることは、
 むしろ社会の一部としてできなければならないこと。

・全ての問題を今の自分がやらなければならないのではなく、明日には明日の自分がいて、
 その日・その時の自分に仕事を割り振りを行う。
・前の仕事から次の仕事に移るときに、机の上に出してあるものを入れ替えると気持ちも切り替える
 ことができる。物の整理をすることで、脳の整理も行える。
・普段からものの整理をしている人としていない人とで、仕事の効率に歴然とした差が出る。
・「まとまった時間ができたときにやる」のではなく、コツコツと対応していくことがもっとも効率が
 よい。そういった人は、まとまった時間ができることはほぼ無い。
・他の環境の人が入ることで、既存の問題に気づき状況を少しだけ変えることで、みんなの脳が反応して
 さらなる変化を生む。

■第3章 記憶を強化する技術
・本や資料で読んだ内容を自分の言葉でまとめたり、人に話したりすることで、自分の知識にすることが
 できる。
・出力の機会を増やすことで、記憶の定着率は圧倒的に高くなる
・本当にたくさんの情報を覚えてたいのであれば、各章ごとにまとめをしていかなければならない。
・キーワードを拾いながら読むことが必要

■第4章 アイディアを生み出す技術
・アイディアを生み出すポイント
 ,△襯▲ぅ妊アが個人の感情ど同化するのを防ぐ
 ⊃靴燭縫▲ぅ妊アを生み出すための刺激を常に与える
 F揚瑤淵▲ぅ妊アを混ぜることで、思考の型を崩す
・アイディアは生み出したらすぐに出力した方がよい

■第5章 気持ちの整理術
・感情をコントロールするためには、やりたくない仕事とやる気の出る仕事を混ぜる予定を立ててると
 効果的
・好ましいこと、嫌なことを判断する基準は相対的なものなので、嫌いなことだけを削除しても、
 好ましいことから嫌いなことに移ってくる。
・社会は自分とは違う考え、価値観、要求、感情をもつ人によって構成されていることを受け入れる
 ことが重要。
・明確な目標を持っている人は、自然とそこに向かいやすいので、その時の感情だけにとらわれにくい

■あとがき
・焦って情報を脳に詰め込もうとするほど、脳をうまく使うことはできない。